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January 29, 2019

老後の移住を考える。国内と海外どちらがおすすめ?

老後生活

老後は田舎でのんびりしたい。そんな将来を思い描いていませんか?という私もその一人だったりします。現役時代は家族を養うために仕事を頑張り、退職後にはパートナーと悠々自適な田舎暮らし。思い切って海外移住も夢がありますね。しかし、思っていたのと違う。と1、2年で元の場所に戻ってきてしまう人は少なくないようです。老後生活で後悔しないためにも、老後の移住に関するメリット・デメリットを紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。

 

1.地方移住のメリット

老後の移住というと真っ先に思い浮かぶのは暖かい島国や森に囲まれた自然豊かな田舎暮らしを想像するのではないでしょうか。海や木々に囲まれ、ゆっくりとした時間が流れ、自給自足の生活も素敵ですが、老後の移住先は地方都市が人気なんです。ほどよい自然のなかで、今までの生活レベルを保ったまま生活費を下げて生活をする人が増えています。あまり意識をされた事がないかもしれませんが、実は住んでいる地域によって保険料や水道高熱費等に差があることをご存知でしょうか。例を挙げながら詳しく見ていきましょう。

1-1.国民健康保険料

国民健康保険は自治体によって料金が異なります。家族構成や年収によって変わってきますが、老後の生活ですので70代の年金収入で暮らす夫婦を例にあげますと、東京都世田谷区に住んでいた場合¥138,812だった国民健康保険料は、同じ東京都でも三鷹市に引越しをした際には¥99,330となり、年間で¥39,482の差がでます。10年間で約40万円の差はとても大きいですね。若い人が多いと下がる傾向にありますので、高齢化が進む地域では高くなります。

1-2.水道光熱費

国民健康保険と同様に光熱費も市区町村によって異なります。月のガス代で一番低い地域は千葉県・東金市で¥2,574、一番高い地域は鹿児島県・阿久根市で¥8,237とその差¥5,663です。そして水道料金は、愛媛県・八幡浜市が¥210円、北海道・夕張市が¥6,852と¥6,642の差があります。安いからここが良いとは言えませんが、候補の中で迷っているのであればひとつの判断要素して検討されると良いと思います。

1-3.地価

大都市に比べて、地方は土地の価格が低いことは多くの方がご存知ですね。既に家をお持ちの方は家を売りに出して、その費用で地方都市に老後生活用の一回り小さな家を購入し移り住むことができます。また、固定資産税も下げることができますので、大都市に比べて地方都市への移住でゆとりある老後生活が可能となります。

1-4.物価

近年では、インターネットで様々なものが購入できるということもあり、地域によっての物価に大きく差がでるということはありませんが、総務省統計局の小売物物価統計調査で住居費と交通・通信費をみると東京・神奈川が高い水準となっていますので、地方都市のほうが総合的な物価でいえば低いと言えます。

 

2.地方移住のデメリット

国民健康保険や水道光熱費、地価等、節約となるメリットがある反面、もちろん地方への移住ではデメリットもあります。多くの方が思いつくであろう2点が都市部からの老後移住での大きなデメリットとなります。

 

2-1.交通事情

電車や徒歩で比較的どこでも対応ができる都市部に比べ、自然豊かな地域に移住をした場合にはスーパーに行くにも、病院に行くにも車が必要となりです。今まで車に乗っていなかった方は慣れるまで少し時間がかかります。また、今は問題がない場合でも、高齢になればなるほど車は危険も伴います。そのような事も考慮すると、地方都市としてある程度交通機関が発達している地域へ移り住むことをお勧めします。

2-2.生活の不便さ

周りに何もなく自給自足の生活もいいですが、スーパーやガソリンスタンド、郵便局や医療機関等、生活をする上で家の近くにこういった施設がないと、車が使えなくなった場合や急病で救急車を呼ぶ際には大変不便だといえます。なかなか老後の病気に関しては想像することが難しいかもしれませんが、毎週病院に通っているという高齢者も少なくありません。そこでご自身が専門的な治療が必要な病気や怪我を負った場合、地域にある病院では対応ができず、都市部の大きな病院にいかなくてはならないと、とても不便ですね。

 

3.海外移住という選択肢

 

年金で暮らしていくことに不安があり国内ではなく、物価の安い海外への移住を考えている方も少なくはないはずです。また、若い頃から思い描いていた夢!子どもが独立してからパートナーとのセカンドライフ!はたまた、日本での生活がいやになり思い切って海外で暮らしたい。そんな方は多いと思います。もちろん、国民年金は海外に住んでいたとしても受給することができます。

 

3-1.日本との物価の差でリッチな生活

タイやインドネシア、フィリピンなどの東南アジアに移住すると、年金が夫婦で32万円だったとしても、日本よりも物価の安い国であるために広い家に住むことができますね。また東南アジアではメイドを雇い家事をお願いする家庭が多いですが、メイドの費用も3万円~5万円と日本と比べるととても安価になっています。貯金や別の収入があれば更に豊かな生活を送ることができると言えます。

3-2.海外移住に必要な準備

移住を最終的に決定するには下見が必ず必要ですが、候補を全て見て回ることは難しいですね。どの国のどの地域に移住をするのか決めるためには、外務省の「海外安全ホームページ」を参考に、治安や住み易さ等を考えましょう。移住先を決めたら各種手続きや健康診断のほかに大切なことがビザの取得です。退職者を対象としたリタイアメントビザがあり、こちらがおすすめですが、取得条件は国によって年齢であったり、現地銀行への資産の移行だったりと異なり、また滞在期間も決まっていますので確認が必要です。現地で仕事をするのであれば就労ビザが必要ですので、注意してください。

3-3.言葉や文化の違いがあるということ

老後に移住する日本人が多い国では、日本人コミュニティーがあり色々と情報交換をすることができますが、生活をしていくのであればある程度現地の言葉を理解できることが必要となってきます。言葉の通じる日本であっても、お隣さんやご近所さんと仲良くなることは簡単ではありません。そこで言葉の通じない、文化や価値観の違うとハードルが高くなります。日本でお隣さんが外国人の方になった場合よりも、海外で自分が外国人となる方が難しく、意思の疎通がなかなかうまくいかないと、夫婦間だけのコミュニケーションに限られ、だんだんとストレスに感じるようになるかもしれません。

3-4.病気やトラブルのことも考えておく

海外移住で住民票を抜くと国民健康保険からも抜けることになります。手厚い介護や医療のサポートがなくなりますので、移住先で病気にかかった時、地域によっては医療水準にバラつきがあったり、外国語での今の自分の症状やどこが痛いか等きちんと説明をすることが難しかったりします。トラブルに巻き込まれたときも同様ですね。詐欺にあったり、犯罪に巻き込まれたり、はたまた逮捕をされてしまうケースも少なくありません。何か不自由があったとき、うまく対応ができず、結局は日本に戻ってくるケースがとても多いです。

 

4.老後の移住には入念な下調べが大切

移住前とのギャップが大きかった。馴染めなかった。不便に感じた。移住してから、元の場所がとても良く感じて、Uターンされた方はとても多いです。海外の場合にはロングスティを重ねきちんと生活をしていくことが出来るかを判断することが大切です。地方都市の場合にはそこまで大きく差がでるわけではありませんが、老後の生活の中で、新しい環境に馴染むには時間がかかります。どの都市が便利か、節約になるのか、ストレスなく生活ができそうか、はたまた定年後も働かなくてはいけない、今のうちから費用含め人生の計画を立てましょう。セカンドライフという素敵な響きに惑わされず、後悔をしない老後生活にするため、きちんと調べてから、そして試してからの移住をオススメします。そのためのお手伝いはライフプランニング協会でもさせていただいておりますので、不安を感じている方はお気軽にご相談下さい。

 

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