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May 27, 2019

独り身の老後の資金、いくら必要?もしもに備えて今から準備!

老後生活

ご自身の老後生活について考えたことはありますか?まだまだ先のことではありますが、近年さまざまな問題を耳にし、老後の生活にかかる費用はいくらなのか、もしかしたらこのまま結婚せずに、独り身で生活をすることもあるかもしれない。など、老後の生活について、漠然とした不安や悩みを抱えている方は多くいらっしゃいます。もしも、お独りで生活をすることになった場合、相談相手が少なかったり、介護や老後資金が足りなくなったとき、お子様に助けてもらうということができなくなります。先のことはまだ分かりませんが、多くの選択肢を考えておくことは大切です。その中で、悩みや不安を感じていることがあれば、あらかじめよく知っておく必要があります。今回は、独り身での生活を送るのに必要な生活資金や、住宅、コミュニティなど老後の暮らしに役立つ情報をお伝えします。

 

1.お金

老後の独り身生活の費用はいくらくらいかかるのか、どのくらいの費用があれば退職後も安心して老後生活を迎えられるのか。老後について漠然と疑問を抱いている方も多いと思います。まずは、支出と収入をしっかりと理解しておくことが大切です。

 

1-1.老後必要な生活費

 老後、単身世帯にかかる費用は月々平均15万円と言われています。その中でも支出が多いものは、食費約4万円や住居費約2万円、交通費約2万円、光熱費・水道費約1万円となります。どれも生活最低限の支出ですが、それらだけでも9万円支出になるのです。居費に関しては、賃貸か持ち家かによって変動がありますが、一人暮らしとなると最低でも15万円は必要でしょう。

1-2.老後のための貯金

 必要な生活費が約15万円、ということが分かりました。では、毎月15万円あれば毎月安心して暮らせるのかとなると、そうとも言えません。15万円という数字はあくまで「生活費」。ある程度の娯楽の我慢や節約が必要となります。独り身の生活とはいえ、娯楽は楽しみたいですよね。毎日の生活に、趣味やご旅行、ご友人との食事等の娯楽を楽しみつつ、安心して老後の生活を送るためには、毎月15万円の生活費に加えて3万円~5万円ほど、20万円前後を用意できると充実した独り身生活を送ることができます。万が一病気やケガをして入院した時のことも考え、仕事をしている今のうちから少しずつ貯めていくのがよいでしょう。

1-3.老後もらえるお金

 老後は仕事も退職し、収入が現在よりも少なくなる事が見込まれます。安心して老後の生活を迎えるためにも、今から老後の収入について確認しておきましょう。

老後の収入のベースとなるのは年金制度です。国民年金では月額5.5万円。厚生年金は月額14.8万円が支給されます。どちらの制度も65歳から受け取ることができますが、60歳で退職したとなると、5年間の無収入期間が生まれます。15万円の生活費で、5年間一人暮らしをする際には約900万円、娯楽費を含めた場合には約1200万円が必要となります。年金を受け取るまでの期間の費用は今のうちに対策しておく必要があります。自分で加入できる年金制度もあるので活用してみてもよいでしょう。

自分で加入できる年金「iDeco」

この制度は、任意で申し込みをすることができ、掛金、運用方法を決めます。払った掛け金は60歳から給付が受けることが可能です。受け取り方も、個人に合った受け取り方を選ぶことができます。

【受け取りのパターン】

①60歳になってから全額まとめて受け取る

②65歳まで働き65歳から公的年金と合わせて生活費にする

③60歳で一部のお金をまとめて受け取り、残りのお金を年金で受け取る

 

2.住宅購入のメリット

生活空間の疑問として、住宅が挙げられます。独り身の方は賃貸で生活をし、家賃を払い続けるという選択をされるも多くいらっしゃいますが、実は住宅購入には様々なメリットがあります。独り身なのに住宅の購入はなどうなのか、とお考えの方もいるかと思いますが、退職後のお引越しは、難しいと言われています。高齢者へ貸し渋りをするオーナーさんも少なくはありません。所得が低いことや、認知症やその他病気になったりで家賃滞納のリスクがあること、孤独死の可能性があること、連帯保証人は付けられるのか。高齢者に対するオーナーさんの不安から借りられないという結果に繋がります。そのため、独り身で生活をする方は住宅の購入をするほうが安心であると言えます。ここでは、住宅を購入した際のメリットをご紹介いたします。

2-1.ローンは65歳までに完済する

住宅ローンを組む際は60歳~65歳までに完済する予定を立てて組むのが良いでしょう。定年退職までの収入がある間に、ローンを返済すると老後の収入が減っても住居はあるので安心して生活することができます。もちろん。65歳以上の完済予定を組む方や、繰り上げ返済で早めに返済したいなど、様々な返済方法があります。 

2-2.完済後は売却できる

住宅ローン完済後は、持ち家を売却することができます。暮らしに合わせて、好きな場所いに引っ越すことも自由です。また、パートナーに先立たれて独り身になった場合、持ち家を売却した際の費用を利用して、マンションに移ることも可能です。最近は、独り身の方同士でシェアハウスをする人も増えているそうですよ。

2-3.住宅があればリバースモーゲージも活用可能

リバースモーゲージをご存じですか。持ち家を持っている方は、こちらを活用することができます。リバースモーゲージとは、持ち家を担保にして金融機関から生活資金を借りるローンの一種です。リバースとは「逆」、モーゲージは「抵当」を意味しています。リバースモーゲージは、各自治体の運営と、銀行が金融商品として扱っているケースの二種類があります。この貸付制度のシステムは、持ち家を所有している高齢者が、持ち家を担保として老後の生活資金を受け取ることができます。ローンは、持ち主が死亡した際に持ち家の売却代金で一括返却します。一般のローンと違い、月々の支払いは利子のみです。融資の受け取り方は主に4種類あります。

【融資の受け取り方】

①初めに一括して受け取るタイプ

②毎年、毎月など期間をきめて一定額を受け取っていくタイプ

③自由に引き出すことができるタイプ

④これらを組み合わせたタイプ

この4種類です。  

定年後に、ローンが残っている方や、老後の生活資金不足に不安がある方におすすめです。持ち家を持ち、住み続けたいと思っているが資金が足りないなど、不安を抱えている方もご自宅を手放すことなく生活することができるということで、多くの場合が高齢者向けの制度として導入されているようです。

 

3.コミュニティ

老後は人と接するためのコミュニティが大切です。独り身生活で不安が大きくなる原因に、誰に相談したらいいのか、誰に頼ったらいいのかが、分からずに溜め込んでしまうということがあります。何か困ったことが起きた時、相談し、頼れる存在がいることで、安心して老後の生活を送ることができます。これまで近所付き合いがなかった方も、話しかける勇気がなかなか出ない方等いらっしゃいますが、ここからは、老後の独り身生活を安心に託すことができる「老人ホーム」とコミュニティづくりに有効な手段をご紹介していきます。

3-1.老人ホーム

将来、介護が必要になった時の事や老後の生活について、独り身であった場合には不安が増すのでは感じている方も多いのではないでしょうか。。「老人ホーム」といっても、現在は様々な種類の施設があることをご存じでしょうか。施設により、入居できる年齢やサービスの内容、費用など大幅に違ってきます。まずは、老人ホームにはどのような施設があるのか「老人ホーム」の種類と利用条件、費用についてご紹介します。

介護付有料老人ホーム

【特徴】

①自治体の認可を受けて営業している

介護付有料老人ホームは、「特定施設入居者生活介護」の指定を受けた施設です。施設内で働いているスタッフから、介護サービスを受けることができます。介護のサポートが設備が充実している老人ホームです。

②入居費用の設定やサービスの選択がさまざま

介護付有料老人ホームの場合、入居一時金と月額の利用料が費用になります。月の支払いは大体15万円~25万円ですが、それにプラスして、要介護の方は介護保険の自己負担が追加します。また、おむつ等が必要な場合には日用品代も別途発生します。

【入居条件】

 一般的に、65歳以上の高齢者が条件となっています。介護付有料老人ホームは手厚い介護を受けることができ、自立の方から要介護1以上の方も入居が可能です。また、多くの施設で認知症の方も受け入れが可能となっています。

住居型有料老人ホーム

【特徴】

①デイサービスなどと組み合わせができる

住居型有料老人ホームの大きな特徴は、サービスを選択して決めめることです。住居型有料老人ホームの場合、スタッフは介護サービスを提供しません。要介護の方や入居後に介護が必要になった場合は、受託サービスと契約をして、介護を受けながら施設で生活をします。

入居者が利用しやすいように、訪問介護の事業所を併設している住居型有料老人ホームもあります。介護サービスを利用しないで施設を利用する方は、費用を抑えることができます。

②イベントが豊富

住居型有料老人ホームは、元気な高齢者が多いため、サークル活動や機械教室など施設によってイベントが豊富です。そのため、施設内の生活設備も整備されている所が多くあります。

【入居条件】

 住居型有料老人ホームの場合、施設によって受け入れ条件が異なります。自立していることが条件の場合もあれば、医療依存度の高い高齢者を受け入れている施設など様々です。多くの施設では、60歳以上の高齢者であることが条件になっていますが、施設によっては60歳未満でも入居ができる場合もあります。検討をしている施設には事前に確認することが大切です。

健康型有料老人ホーム

【特徴】

①高齢者の元気な状態を維持するための施設

健康型有料老人ホームは、食事のサービスや家事のサポートなどが付いている高齢者施設になります。費用は月額15万円~30万円程度です。高齢者の生活をより楽しくするために、施設内には図書館やスポーツジムやシアタールーム、温泉等、様々な施設が完備されています。独り身の生活に物足りなさを感じた方が施設を利用し、悠々自適な暮らしを楽しんでいるケースもあります。入居後、介護が必要になると、退去しなければなりませんが、場合によっては生活が可能な施設や別の介護付老人ホームに移れることもあります。

【入居条件】

60歳以上で、基本的に自立した方を受け入れている施設になります。そのほかにも施設によって独自の基準を設定している施設もあります。事前に施設に問い合わせてみましょう。

サービス付き高齢者向け住宅

【特徴】

①バリアフリー対応の施設

サービス付き高齢者向け住宅は、安心して老後生活をおくることができるように、安否確認や生活相談などのサービスを提供する施設です。施設内は、バリアフリーに対応しており、個室や廊下の広さなど細かく規定が課せられています。介護については、入居者が外部の介護サービスを利用するかご自身で選択することができます。入居前に契約していた介護サービスを引き続き利用することも可能です。費用は入居の際に敷金、家賃の2~5か月分を支払い、月額の費用として10万円~30万円となります。施設によって異なりますので、確認が必要です。

②入居までの期間・入居後の自由度

2011年に創設されたサービス付き高齢者向け住宅は、国からの補助金制度の普及により施設数が多くなっています。ですので、他の施設に比べると、入居までの待機期間が短いことが特徴です。軽度の要介護の方も入居することが可能ですが、状態によって退去しなければならない場合があるので注意が必要です。入居後は一日のスケジュールが決まっていないために、自由に生活することができます。許可があれば外泊をすることも可能です。一人旅やご友人との旅行等、予定を作りやすい施設の一つです。

【入居条件】

原則として、60歳以上の方が条件です。施設によって条件は異なりますが、自立の方から軽度の要介護の方を受け入れの対象としています。

3-2.近所付き合い

都心部では薄れてきているご近所付き合いの文化。定年退職までは毎日働き、なかなか近所の方と交流をする機会がなかったという方も多いのではないでしょうか。定年退職をすると自由な時間が確保できますが、時間を持て余してしまう方もいらっしゃるのも事実です。趣味がなくて、何をしたらいいのかわからないと、おうちで時間を過ごすという寂しい思いをしないためにも、近所の活動に積極的に参加してみましょう。もしかしたら、ウマの合わない人がいるかもしれませんが、それ以上に、話し相手を見つけたり助け合いをしていくことは、独り身の老後の生活でとても重要になります。頼れる人、気にかけてくれる人が身近にいることによって、寂しさを感じにくく、安心して自宅で生活が送ることができます。

3-3.SNS

老後のコミュニティ形成では「SNS」も活用することができます。新しい自己表現の場として活用することによって、共通の趣味を持つ人とつながることができたり、同じ感性をもつひとと仲間になることができます。SNSの普及により、高齢者の新しいコミュニケーションのツールとしても活用することができます。ひと昔前では考えられなかったことですが、今は携帯電話やパソコンは1人1台所有している時代です。使用していた世代のこれからは、老後も主流なコミュニケーション方法となってくると言えます。

 

4.まとめ

老後、独り身の生活を安心して送るためには、まとまった資金を確保しておく必要があります。今のうちから、もしかしたら結婚しないかもしれないといった将来も想定し、貯金方法の見直しや老後にもらえるお金の把握が必要です。老後の生活に関して不安を抱いている方は多くいらっしゃいます。独り身で老後生活を送ることが不安な方も、施設の利用や、地域のコミュニティ繋がりで快適に過ごすことができそうです。現在は、高齢化社会ということもあり、新しい制度や施設が充実をし始めているために、1人1人に合った独り身生活を選択することができます。サービス内容や料金が変わりやすいので、問い合わせをしながら情報収集を行い、選択の幅を広げてみてください。

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